「すべては○○によって運命づけられる」6

成功の基盤は「人生の目標を達成すると決意した、情熱の継続」だ。


偉業を遂げるスポーツ選手が小学生のころ、すでに人生の目標を

作文に掲げている。それこそが無意識の源泉だ。人生と重なる

物語が「無意識の核」である。


しかし、ひとつ重要な問題を忘れている。物心つく前に、

人生の目標を掲げていない私たちはどうすればいいのだろうか。


これまで常識と思ってきたこと(あなたを形成する、

無意識の判断基準)が通用しない時代になっていると、

痛感する機会が増えてはいないだろうか。


そもそも自分の無意識を自覚せず、矯正するなど無理な話だ。

そこでまず自分を、無意識を知ることから始めよう。


使うツールは皆さんもよくご存知の「ジョハリの窓」だ。

自己分析、いわゆる「自分事の探索」である。


重要なのは「盲目の窓」の部分。自分では気づいていないが、他人は

知っている自分。まずご両親やご兄弟、もしくは小中学校時代からの

友人たちに聞いてみるのが一番だろう。自分の言動の基準を知るのだ。


自分にとっては当たり前すぎてわからない。なぜ、そう言うのか。

なぜ、そう思うのか。注意することはご両親やご兄弟、旧友たちに

何を言われても怒らない、謙虚に受け止める姿勢だ。


無意識を形成した過去の体験(トラウマ)から理由を思い起こすことが

出来れば、紙に書き出す。その経験をもう一度、ご両親やご兄弟、

旧友たちに確認してみる。古い記憶ほど自分に都合よく編集されて

いるものだ。


経験の中から今の自分にとって重要な順に並べて、取り組むべきタスクの

ベスト3を作成する。併せてあなたが今、一番成し遂げたい目標も書き出す。


目標達成の行動を起こすなかで「どうもうまくいかない」と感じること

も加えて書き出してみよう。先のベスト3と重なるところはないだろうか。


例えば、あるクライアント、建設関連の事務員さんのお話だ。その会社に

社長を訪ねてくる大勢の人たちのなかで、必ずズレている人たちがいるそうだ。


アポを取らずに突然訪問しては社長不在の憂き目にあう。稀に電話をして

きても外出中、あるいは不在のときばかり。


当人たちは単に不在だった、としか考えていないようだ。もし、あなたにも

似たような経験があれば危険である。相手の都合ではなく、自分の都合で行動

しているうちは気づけない、解決できない。


秋元康氏のいう「5分遅れた時計が正確な時を示すことはない」だ。


“Even a stopped clock gives the right time twice a day .”

止まった時計でさえも、一日に二回は正しい時を指し示す


自分の課題を知ることができれば、次は他人事をいかに自分事として

取り組むようになれるか、である。


次もよく知られたツールを用いる。マズローの欲求5段階説、である。

ここでは、安全の欲求段階以降の「社会欲求と愛の欲求」と「承認

(尊重)の欲求」に目を向ける。


欠乏動機の満足だけでは自分事で終わってしまう。成長動機を満たすには

自己評価だけでなく、他者承認が必要だ。


そのためには他人事を自分事と感じて、その解決を真剣に取り組む必要がある。

周囲に惑わされず、自分が主導権を持って行動する。自分自身を信じて選択する、

強い自分を作り出す。さらに「自己実現の欲求」を満たすための行動が独立、

起業だと考えられる。


自分の問題を解決するために、自分の何を改善する必要があるのか。

ひとつめのツール「ジョハリの窓」の「盲目の窓」から分かった自分の

思考パターン。


ふたつめのツール「マズローの欲求5段階説」で分かった他者承認の欲求。

自分が認められたいがゆえに、他人のことを考えない言動をしていないか?


他人からの尊敬、地位への渇望、名声、利権、注目などを得ることによって

満たすことができる、低いレベルの尊重を求めていないだろうか?

自分の都合で行動している間は解決できない。


自分の思考と言動のクセを理解することで気づき、どんな行動を直して

いくのか。これらは「認知の歪み」と言われる偏った考え方のこと。


1. 全か無かの思考

物事を全てを白か黒かで判断する


2. 一般化のしすぎ

たった一回の問題発生を、何度も繰り返すことと決め付けてしまう


3. 心のフィルター

物事全体のうち、悪い部分にばかり目が行ってしまい、

良い部分が除外されてしまう


4. マイナス化思考

上手くいったら「これはまぐれだ」と思い、

上手くいかなかったら「やっぱりダメだ」と考える


5. 結論の飛躍

心のよみすぎ

他人の行動や視線、素振りなどから、

自分を笑い者にしていると考える


先読みの誤り

自分の言動が悪い結果をもたらすと考える


6. 拡大解釈と過小評価

「針小棒大に言う」物事を大げさに誇張して捉える


7. 感情的決め付け

単なる感情のみを根拠として、自分の考えが正しいと結論を下す


8. すべき思考

道徳的に「すべきである」や「しなければならない」と

自分の価値観を他人に押し付ける


9. レッテル貼り

(行き過ぎた一般化のより深刻なケース)

「一事が万事」偶発性・外因性の出来事であるのに、

それを誰かの人物像やこれまでの行動に照らして、

否定的な評価を与えること


10. 誤った自己責任化(個人化)

自分ではコントロールできないことが結果となった時でも

自分のせい、個人的責任と捉えてしまう


上記のような思考パターンに陥ったら、少しだけ立ち止まって

考え直してほしい。一瞬の感情に基づく直感的な判断(行動経済学では

ヒューリスティックと言われる)は、果たして本当に正しいのだろうか?と。


直感や思い付きで正しそうな答えを見つけると「間違いない」と盲信

しがちだ。最初の判断に固執してしまうと「思考停止」に陥ってしまう。

ところが、最初の思い付きが必ずしも正しいとは限らないのだ。


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クリエイティブ エージェンシー ルキウス

行動経済学とランチェスター経営戦略で御社の発展をお手伝いするマーケティングコンサルタント Support Your Growth & Success.