気づきのコンサルティング 6
中小企業や自営業の後継者問題は、経営者の家父長制に基づく
絶対支配が原因である。これまで見てきた9割以上がこのパターンに
当てはまる。
創業社長が父親、要職を家族らが占める。父親であることが支配、
服従の絶対条件であるために、他者では求心力がない。
また家族らは基本、指示待ちであるため、自身で決断して行動には
移せない。しかし玉座が空席になれば、家族らは支配から逃れ、
自由になれる。
椅子取りゲームは開催されず、血族でない社員たちにはゲームに
参加する権利もない。ゆえにほとんどが売却という結果に陥る。
ところが自由になったはいいが結局、染みついた家父長制の呪縛から
逃れることができずに戻ってくる。次は子供たちによる絶対支配が始まる。
まさに歴史は繰り返される。
選択できる未来は3つ。
売却して「金」を得る。
再び家父長制による支配で「プライド」を得る。
技術をデジタルで継承、人事を一新して「改革」を行う。
もしあなたが後継者なら、どの未来を選択しますか?
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